ゆっこ（30代女性）：
中学校の同窓会の案内が届きました。
15で卒業して、今年35になるので、実に20年ぶりにみんなで集まります。
友達経由で、私が当時付き合っていた彼も来るとの情報をゲットしました。そして、私に会うことを「死ぬほど楽しみにしている」みたいなんです。
私も彼も、今ではそれぞれに家庭を持っています。私と同じように、彼も彼で家庭で色々とストレスを抱えているみたいなんです・・・。
私としては、もともと同窓会自体、なんとなく行きにくいかもと思っていたり、でも彼が来るなら出席したい気もするし、もし何かあったらどうしようとか、何もなく期待外れに終わったらどうしようか・・・、なんだが考えがまとまりません。
どうしたらいいでしょうか？
テンションアゲヲ：
ヘイヘイヘーーイ！ポジティブかい？テンション上がってるかーい！？
同窓会とは数あるパーリーの中で最もテンションアゲヲなイベントだなー！モリモリ盛り上がってくしかないぜ〜い！
とは言え、30代にもなると人それぞれかなり違った道を歩んでいるため、そもそも同窓会に行けない人も多いみたいだな。マツコデラックスも、「同窓会に来てる人は『来れる人』なのよ」 との名言を残しているようだ。
「行くも行かずも自分次第」
それはさて置き、初めに結論を言ってしまうと、「行くも行かずも自分次第」だ。
え？当たり前すぎるって？HAHAHA！でもな、この言葉はパーリー業界ではとても有名な言葉だ。
俺はたまに大学で非常勤講師として「パーリー学」の授業をしているんだが、その時も、初回の講義で必ずこの言葉を伝えているんだ。
パーリーは、行けば大抵楽しい思いができる。行かなければ、当然楽しくない。じゃあ何がパーリーを楽しいものたらしめているか、それはもちろんパーリーのコンテンツ（内容）であったり、そこに居合わせるヒトであったりするんだが、「行く」と決めるまでの過程も大きな要素であると言われているんだ。
同窓会や花火大会や隕石が落下する夜をテーマにした映画を見たことはあるかい？その晩に開かれるイベントに向けて、複数の登場人物たちの日常や抱えている問題が細かに描かれ、それぞれが絡み合い、伏線となり、なんとも言えないノスタルジックな気持ちにさせてくれる映画たちだ。
それと同じように、パーリーは結局、出席するまでの期待感や不安感、葛藤や決断が醍醐味なのかもしれない。
「行かない」と決断してもOKだ。同窓会が開催されているその時間帯、「きっと今ごろ乾杯してるのかな」「そろそろ二次会の時間かな」なんて気にしつつ、あれやこれやと想いがよぎるのもまた、ひとつの楽しみ方だろう。
実際に俺は、本当に好きだった女の子が来る同窓会には、モジモジモジヲになってしまって、出席できなかったことがあったな・・・。同窓会が行われている居酒屋の目の前のコーヒーショップでひとり3時間過ごしてしまい、結局踏み切れず、誰にも会わずに帰ったな〜。パーリーを生業としている俺にもこんなシャイな過去が・・・、おっと、これは内緒だぜ！
そんな俺自身への反省も含め、ゆっこにはこの言葉を送るぜ〜
このまま行けと、僕の中の僕が命じるんだ。
これは、かの有名な画家・ゴッホの言葉だ。
シンプルに、行きたければ行ったほうがいい、ということだ。
俺の経験的に、同窓会は基本的にとても楽しく、温かい会であることが多いぞ。
行かなくて後悔したことは、さっきの「コーヒーショップで3時間」の時に1回あったが（笑）、行って後悔したことはこれまでになかったな。
過去のネガティブな思い出も、10年20年と時間を置くとイイ感じに発酵していて、とっても穏やか〜な感じになってることが多いぞ。
また、毎日の生活の中で、過去を語り合う機会って実はあんまりないと思うんだ。俺の場合、小中学校の友達とは過去について、高校以降に知り合った友達とは現在について、今現在つき合いのある友達とは未来について語ることが多いんだが、そう、過去って、ふつうトピックにならないんだよ。たまに過去について語るヤツもいるが、大抵「後ろ向きの人間」として、ネガティブに受け取られることが多いよな。だけど、小中学校の友達とは、過去を明るく話せるんだ。これって、実は希少な経験なんだぜ。
と言うわけで、行きたい気持ちがちょっとでもあれば、行くことをオススメするぜ〜！
ただし、火遊びでヤケドしないよう、ホドホドにな！
そんじゃ、ポジティブ思考で楽しんでこいよ！
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