第8回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?東インド編

第8回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?東インド編
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かな(20代女性)

夫が転勤で4月からインドに駐在することになりました。

海外生活にはなんとなく憧れがあったのですが、まさかインドとは・・・。

夫からは仕事を辞めてついてきてほしいと言われていますが、どうしようか・・・。

カレーとターバンとヨガのイメージしかなくて、住める場所なのか見当もつきません。

アゲヲさんは以前インドに住んでいらっしゃったそうなので、何かアドバイスをいただけますか?

 

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第7回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?西インド編

 

テンションアゲヲ

ヘイヘイヘーーイ!ポジティブかい?テンションアゲていこうぜ!!

北インド、西インドと、インドの中でも西洋化が進んだ地域をこれまで紹介してきたからな、今回は打って変わって、オリエンタルな香りと超独特な個性を放つ東インド編だ!!

混沌の街、コルカタ

コルカタは人口450万人ほどの東インドを代表する都市で、カルカッタと呼ばれることもある。

かつてイギリスの東インド会社があったり、中国やバングラデシュに地理的に近いことから、様々な文化がミックスした不思議なカルチャーを形成しているんだ。

コルカタの街に入った瞬間、ここはインドの他のどの都市とも違うことに気づくだろう。

郊外の街並みの「掘っ建て小屋」感がすごく、共産主義を示す鎌と槌の赤い旗があちこちに見られ、中心部では建物がどれも黒ずんでいる。

第8回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?東インド編

街を歩くと腐った野菜の酸っぱい臭い。

かと思えば、ヴィクトリア記念堂をはじめとするイギリス統治時代のヨーロッパ建築が突然現れる。

第8回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?東インド編

インドで最初に開通した地下鉄があったかと思うと、今ではだいぶレアになったサイクルリクシャ(自転車のタクシー)に出くわしたりする。

食べ物も他の地域と異なり、魚をはじめNon-Veg(=ベジタリアンじゃない)カレーがよく食べられ、中華風焼きそばもちらほら見かける。

この、文化の「ごった煮」感はインド随一と言っていいだろう。

第8回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?東インド編

コルカタの街で気をつけたいこと

東インドは他の地域と比べて所得が低いせいか、コルカタでは「カネへの執着がすごい」と感じることがあると思う。

今でこそ、Uber や Ola といったライドシェアを利用するのがすごく便利だが、それらが世に現れる前は、空港からタクシーを使うのが一般的だった。

しかし、空港内の公営のタクシーカウンターに並んで手配してもらうと、10回中10回、100%の確率でお釣りをごまかされたもんだ。

もちろん、その場で釣り銭を確認して「足んないけど」と見せれば、しぶしぶ返してもらえるぜ。

スーパーで買い物しても、すきあらばレジの兄ちゃんは釣り銭をかすめとろうとしたもんだ。

というわけで、小銭で悔しい思いをしたくなければ、釣り銭はしっかりその場で確認するようにな。

ちなみに、俺はインドの東西南北あらゆるところを旅したが、釣り銭トラブルはコルカタの街だけだったぜ・・・。

とは言え、俺はそんなコルカタの街が大好きで、ふらっと歩きたい街を3つ挙げろと言われたら、間違いなくランクインしてくるだろうな。

もう20回近く行ってることもあり、街中を地図なしでどこでも行けるくらいになったぜ。

オリッサ州

混沌の東インドにあって、ここはオアシスのような癒しスポットだ。

州都のブバネシュワル、カタック、プリといった町をあてどもなく歩いてみよう。

オリッサ州はインドの中でもトップクラスに所得の低い州だが、人がめちゃくちゃ温かい。

コルカタのようにスレてなく、純朴で愛くるしい丸顔とつぶらな瞳で接してくれるだろう。

そして何より、オリッサの神様・ジャガンナートが、日本人的にはとてもカワイイ。

第8回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?東インド編

明らかに、絵のタッチが違う。

ずっとオリッサにいると、だんだん現地の丸顔の人たちがジャガンナートに見えてくる。

とても温かく、ほっこりする素敵な場所だ。

その他の地域

東インドのその他の地域、例えばチャッティスガールやナガランドといったエリアは、ぶっちゃけオススメしない。

マオイストと呼ばれる毛沢東主義者がテロを起こしたり、インドからの分離独立等を目指す武装勢力が活動していたり、危険が多い

テロの原因は経済的困窮というから、東インドが歴史的に抱える問題の一端をなんとなく感じさせるよな。

 

最後に、今日の名言だ。

本日の名言
正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。

これはアメリカの行政官僚、ケント・M・キースが19歳のときに書いた言葉だ。

コルカタに「死を待つ人の家」をつくり、ボランティア活動をしたマザーテレサが、その建物の壁に書き留めていた言葉でもある。

東インドを旅するにあたって、ぜひ素直な気持ちで現地に入ってほしいと思う。

先入観を取っ払い、目に入ってくる物事にピュアな気持ちで向き合ってくれ。

くれぐれも、先入観で良し悪しを決めるなよ。良し悪しなんて決めなくて良いんだ。

ピュアな気持ちで向き合うだけだ。

 

危険な地域をちゃんと避ければ、そんなに怖いことなんてない。

テンションあげてポジティブにいこうぜ!レッツ・ポジリブ⤴⤴

 

第9回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?南インド編

 

 

 

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