かな(20代女性)
夫が転勤で4月からインドに駐在することになりました。
海外生活にはなんとなく憧れがあったのですが、まさかインドとは・・・。
夫からは仕事を辞めてついてきてほしいと言われていますが、どうしようか・・・。
カレーとターバンとヨガのイメージしかなくて、住める場所なのか見当もつきません。
アゲヲさんは以前インドに住んでいらっしゃったそうなので、何かアドバイスをいただけますか?
>> 前回記事
第1回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?準備編
テンションアゲヲ
ヘイヘイヘーーイ!ポジティブかい?テンションアゲていこうぜ!!
前回に続き、かなの悩みに答えていくぜ〜い!!
今回は国の玄関口、空港編だ!!
まずは、イギリスの小説家・スティーブンソンの名言を送るぜ!!

日本の空港
かながどこに住んでいるかわからないが、とりあえず東京(成田・羽田)から出発するという前提にさせてもらうぜ。
東京からインドへの直行便は、これまでデリーとムンバイの2路線だったが、今年の秋に3路線目となるチェンナイ線が開設されるとか。
南インド好きの俺にとっては、チェンナイのような南部への直行便ができるのはうれしい限りだぜ〜。
どの航空会社を使うかは好み次第だし、ひょっとしたら旦那さんの会社から指定があったりするのかな?
五つ星エアライン、シンガポール航空の、しかもビジネスクラスに乗せてもらえたらラッキーだな〜。
あらゆるサービスに最上級のクオリティを感じることができるだろう。
たまたま知り合いにシンガポール航空のCAがいるんだが、あの有名なサロンケバヤと呼ばれる制服のバストラインを強調するため、胸パッドをたくさん入れるように指導されてると言っていたぜ〜。HAHAHA, プロフェッショナルだな!
そうそう、シンガポール航空に限らずだが、ビジネスクラスに乗ることになったら、空港でラウンジを使うのを忘れないようにな!少し早めに空港に着くようにして、ゴージャスで落ち着いた雰囲気のラウンジでゆったり過ごし、軽食やシャンパンで旅の始まりを祝ってみてはどうだろう。
俺はいつも最安値のエコノミー便を選んじまうから、うらやましい限りだぜ・・・。俺の分も、楽しんでくれ!
とは言え、実際には見送りに来てくれた家族・友人との涙の別れだったり、子供がいたらその面倒に追われて、優雅な出国とはいかないことも多そうだけどな。
俺も長く日本を離れる際は、何度か涙に襲われることがあったな。。。
海外赴任は、場合によっては大切な人との今生の別れとなる場合もあるから、家族・友人とはしっかりお別れを噛み締めてくれ。
途中で乗り換え(トランスファー)する国の空港
直行便で行けない場合は、アジアのどこかで乗り換えが必要だ。
航空会社によってどこの国で乗り換えるかが変わってくるが、もし余裕があれば、空港の外に出て街歩きをするのもいいだろう。
シンガポールや香港はコンパクトな街なので、数時間でサクッと中心部を観光&ランチ、なんてこともできるぞ。

タイエアーで行くなら、バンコクの街に出るのもオススメだ。
インドにどっぷり浸る前に、ちょっとエキゾチックにタイ料理を楽しむのもいいだろう。
また、タイは親日国だから日系スーパーで日本の食材が手に入りやすい。
インドに渡航する時には不要だろうが、インドで日本の食材は手に入りにくいため、ずっとインドにいる日本人は休暇を利用してタイに買い出しに来るんだ。
ここまでトランスファー時の街歩きについて書いたが、これができるのは旅慣れた人だ。
あまり海外に慣れてなかったり、子供連れだったりする場合は、空港内で大人しく過ごすのがいいだろう。
空港内でもいろんなレストランがあるし、ビジネスクラスの人はラウンジを利用できるぜ。
インドの空港
インドに到着したら、入国審査だ。
入国カードは、地球の歩き方などのガイドブックを見れば書き方が書いてあるぜ。
そこから入国審査があるが、ここはそんなに大変じゃない。
問題は、税関だ。
スーツケースにたくさんの生活必需品を詰め込んで行くことになると思う。
その中で、思わぬ家電が課税対象にされやすい。
そもそもインドでは、「インド国内で転売されそうなもの」に対して関税をかけてくる。例えば、PCを2台持っている時、カメラを2台持っている時、楽器を2つ持っている時、などだ。「2つもいらなくね?転売目的だろ?はい、課税!」となるわけだ。
「これは仕事用のPCで、これはプライベート用のPCで・・・」という説明が通用せず、金を払えと言われることがある。
それは仕方ないと、グッと飲み込んだとしても、実際に俺は1台しか持っていない一眼レフカメラに関税をふっかけられたこともあるぜ。
あれは、初めてインドに行ったときのことだ。
未知の世界にドキドキして、新宿の家電量販店で一眼レフカメラを買ったんだ。今思うと、ピカピカの新品だったのが良くなかったんだな。
税関で別室に連れて行かれ、そこにいた係官の男にスーツケースを開けろ言われ、カメラを出せと言われ、見せると、男は備え付けのPCでエクセルを開き、まっさらなシートに何かを入力し始めた。なんの数式かと見ていると、単に「20000」と数字を手入力しただけだった。そして、「20,000ルピー払え」と。当時のレートで40,000円くらいだ。なんだそれ?
計算根拠ないじゃん。
ということが起こるわけだ。
すったもんだのやり取りをしたが、無傷ではこの個室を出られないと感じた俺は、ゲートまで迎えにきていた知り合いから1,000ルピー(約2,000円)を借りて支払うことに。関税という公的なカネが20,000ルピーから1,000ルピーに値切れてしまうのも驚きだが、どうせそれは係官のポケットに入るんだろうという悔しさ、権力濫用の不条理に腹が立ったな。そう、この国では不正が横行しているのだ。途上国では当たり前のことなんだがな。

だが、このインチキ税関チェックへの対処法はある。
バゲージクレーム(スーツケースが回転寿司みたいにグルグル回ってるところ)から出てきたスーツケースに、白いチョークでバツ印がつけられていたら、間違いなく例の個室へ連れて行かれる。飛行機から下ろしたスーツケースの中をカメラでスキャンして、PCやカメラが写ったらバツ印をつけるんだろうな。ならば、そのバツ印をウェットティッシュでひとぬぐいすれば・・・
とまあ、若干グレーなことを書いたものの、これは10年前にバンガロール空港であったことで、いまだに全インドの空港で同じことが起こっているかはわからない。税関については先に現地入りしているであろう旦那さんや現地社員に聞くのがいいだろう。
旅の初めからトラブルに巻き込まれるのは精神を激しく消耗するからな。
事前に準備をしっかりすることで、心に余裕を生み出し、ポジティブにいこうぜ。レッツ・ポジリブ⤴⤴
↓↓↓つづき↓↓↓