かな(20代女性)
夫が転勤で4月からインドに駐在することになりました。
海外生活にはなんとなく憧れがあったのですが、まさかインドとは・・・。
夫からは仕事を辞めてついてきてほしいと言われていますが、どうしようか・・・。
カレーとターバンとヨガのイメージしかなくて、住める場所なのか見当もつきません。
アゲヲさんは以前インドに住んでいらっしゃったそうなので、何かアドバイスをいただけますか?
>> 前回記事
第3回 インド駐在妻?夫の海外転勤、生活できるの?文化編
テンションアゲヲ
ヘイヘイヘーーイ!ポジティブかい?テンションアゲていこうぜ!!
だんだんインドについての理解も深まってきたか〜い!?
今回は食べ物編だ!
食べ物は旅の楽しみのひとつでもあり、毎日健康を維持するために必要不可欠なものでもあるから、とっても重要だよな!
まず最初に、この名言から見てくれ。
これはイギリスの旅行作家、デボラ・ケイターの言葉だ。
まさに、だな。
食を通じて見えてくる文化は非常に多い。
なんでインド人はカレーばかり食べるの?
カレーには何が入っているの?
なんでその材料なの?
どうやって作るの?
食事のマナーは?
お祝いの時は何を食べるの?などなど。
食を通じて、気候、農業、商業、生活、習慣、文化など多くのことが見えてくるのが想像できるだろう?
上にいくつも挙げた問いへの解答は、ぜひ現地に行って自分で確かめてくれ。
今回は、食に関するポイントを4つに絞ってお伝えしていくぜ。
インド人は本当に毎日カレーなのか?
これはインドに行った人間が最も多く受ける質問ではないだろうか。
答えは、YES だ。
ただし、これはカレーの定義によるところが大きい。
「カレー=日本のカレーライス」ではなくて、「カレー=スパイスを使った料理」ならば YES だ。
これは「日本人は毎日米を食べているのか?醤油を使った料理ばかり食べているのか?」と聞いているような、非常に広い質問だということがわかるよな。

インド料理を解説しよう
広大な土地をもつインドでは、州や地域によってそれぞれ特徴のある食文化が発展した。
ここではわかりやすく、北インド料理と南インド料理の2つにざっくり分類してみるぞ。
- 北インド料理:ドロッとしたカレー+パン
- 南インド料理:シャバシャバのカレー汁+米
日本にあるインド料理屋は、たいてい北インド料理だ。ドロッとしたカレーとナンのセットを食べたことがある人も多いと思うが、それが北インド料理だ。ちなみにインド人はナンをほとんど食べず、ロティ・チャパティというパンを食べる。これは次の項で解説しよう。
南インド料理は、シャバシャバのカレー汁と米を手でこね、そのままガツガツかき込むスタイルだ。日本では南インド料理を扱う店は少ないから、探して行かないと出会えない味だろうな。米文化の南インドにはドーサという米粉のクレープなんかもあり、実は日本人女性は南インド料理の方がハマるんじゃないかと思っているぜ。
インド人の健康の概念
カレーにナンは最強のコンビ。
これは日本人にとっては常識かもしれない。
しかしインドでは、日本人が思っているほどナンは食べない。

ナンを食べる日本人に向かって、彼らは”Not healthy.” と言う。
ナンはMaida と呼ばれる小麦粉(中力粉)からできており、糖質が多いから糖尿病になるというわけだ。
同様の理由で、米も一般的に”Not healthy.” と言われている。
では彼らは何を食べるのか?
それは、「ロティ」または「チャパティ」と呼ばれる全粒粉(小麦を殻ごと粉にしたもの)のパンだ。

ナンに比べてモチモチ感は低く、ザラッとした口当たりだ。
白米に対する玄米と同じ位置付けで、安っぽいけど栄養価が高い、と言うとイメージしやすいだろう。
そんなわけで、インドでは「ロティ」「チャパティ」を食べていれば健康でいられると信じられている。
それはどんなに激甘スイーツや激甘チャイを飲んだとしても、だ。
そして、基本的にみんな太っている。
北インドにせよ南インドにせよ、インド料理はスパイス、油、塩分を多く使い、そしてパンや米という炭水化物も腹いっぱいになるほどの量を提供される。つまり、ヘビーだ。
インドでは「太っている人=裕福の象徴」とされるので、腹いっぱい食事を摂っていると自然とインド人体型になってしまうだろうな、HAHAHA!!
インドではフィットネスクラブに通う人はあまり多くなく、運動は盛んじゃない。道の舗装状況が悪いため町中をジョギングする人もいない。健康維持のためには、自分で節度のある食事と運動の環境を整える必要があるだろう。
アゲヲおすすめメニュー
では具体的に、俺のオススメするインド料理を紹介するぜ。
サウス・インディアン・ミールス
これは南インドのレストランで食べられる定食で、ターリーとも呼ばれている。
バナナの葉の上に乗せられた複数のカレー汁と米を手でコネコネし、がっつく。
ものすごいボリュームで、食べ終わった後の胃を圧迫する満足感はハンパねーぜ。

ビリヤニ
これはスパイスと肉の炊き込みご飯で、お祝いの時などに食べられるテンションアゲアゲフードだ。
辛くなく、パラパラっとしたライスなので、カレーに疲れた時にはいいだろう。
カードライス
これは、ヨーグルトと米を混ぜた冷たい食べ物だ。
言っておくが、こいつは上級者向けだぜ・・・!
食あたりで何も食べられない時、こいつは旅人を助けるであろう・・・。
付け合わせのマンゴーのピクルスとのコンビネーションは最高で、俺は激ハマりしてしまったぜ。
パニプリ
こいつはインドを代表する謎なスナックだ。
詳細はリンク先を見てほしいんだが、衛生面の心配から、屋台で食べるのはやめといたほうがいいぜ!
食べ物が合わなかった場合、何を食べるべきか
ここまでの説明で、インドの食べ物に不安を覚えた人もいるかもしれない。
そもそも辛いものが苦手な人にとっては、スパイス王国は地獄でしかないしな。
でも大丈夫。
大都市ではちゃんと日本食レストランがあるし、中華料理、韓国料理もある。
マクドナルドやKFC、ピザのチェーン店もあるので、何かしら食べる物にはありつける。
五つ星ホテルに行けば、イタリアンやフレンチも1,000円程度で食べられる。
スーパーも、大都市には一つや二つ、こだわりの野菜や肉を扱う店があるから、食材選びも何とかなるはずだ。
地域ごとの詳しい話は、現地の日本人から聞くのが一番いいだろうな。
日本にいるうちに近場のインド料理屋に行っていろいろ食べてみて、自分に合う料理、合わない料理の見当をつけてみるのもいいと思うぜ。
食事は毎日のことだからな、ストレスにせず、楽しみにできるようポジティブにいこうぜ。レッツ・ポジリブ⤴⤴
↓↓↓つづき↓↓↓
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