アオイ(20代女性)
彼が味オンチで、私の作る料理をまずいと言います。
実家でも手料理にはほとんど手を付けないで、ずっとファストフードやコンビニ弁当だったせいか、濃い味が好きなんです。
出身は同じなのでそこまで味覚は変わらないと思っていましたが、何を作ってもマズイの一言。
煮物にはかなり自信あったのに・・・もうどうして良いのか分かりません。
これって私が料理下手なだけですか?

テンションアゲヲ
ヘイヘイヘーーイ!ポジティブかい?テンションアゲていこうぜ!!
味の好みは人それぞれだよな。
それこそ生まれ育った地域や、母親の手料理の味が違うとどうしても出てくる問題だ。
俺もその昔、妹の作った料理が薄味過ぎて、その彼のツラさが若干分かってしまうぜ。HAHA
今回彼との味覚のギャップに悩むアオイに贈る言葉はコレだっ!!
料理のうまい女の亭主は生涯浮気をしない。
これは昭和の劇作家梅田晴夫さんの言葉だぜ。
舞台劇やラジオドラマの脚本、物の歴史に関する著述や翻訳などで活躍したんだけど、その活躍も奥さんの美味い料理のおかげなのかもしれないな。
っと言うことで、彼の胃袋をガッチリ掴んでおくべし!!だ。
料理が美味かったら、毎日幸せだし、失うことなんて考えられなくなるよな。
浮気なんかしてられないぜ。
一般的に年をとるにつれ、若者のように「たくさん食べたい」ではなく、「おいしいものを食べたい」という風に思うようになるんだ。
外見は年ともに衰えていくものだけど、料理の腕は衰え知らずなので、料理は最大の武器だと言えるぜ。

ただ、味の好き嫌いは食べる人の主観で決まるってのが困ったところだ。
極端な話、高級フレンチも嫌いな人にとっては不味く感じることもあるんだぜ。
なので、相手が一番おいしいと感じる組み合わせを探すことが重要だ。
彼氏が濃い味好きなら、思い切って濃い味に挑戦してみて、まずは相手の味の好みをリサーチしてみろよ。
まぁ、将来の健康のためにそこから徐々に薄味にしていく必要はあるけど、まずは胃袋を掴むことを最優先にするんだ。
そのために、和食の基本を教えておくぜ!!
和食の基本はさ・し・す・せ・そ
これは煮物など和食で使う調味料の投下順序で
砂糖→塩→お酢→醤油→味噌
の順に入れると、味がしっかり染み込むってことで、基本だよな。
ちなみに「せ」はなんで醤油なのかと言うと、昔はせいゆと言ったからなんだけど、味噌の「そ」は、なんで後ろの文字やねんっ!!って誰もがツッコむはずだ。
俺も昔はソース?ソイソース?・・・「そ」って他になにかあったか・・・っと悩んでいた頃があったぜ。HAHA
順序の根拠は浸透圧?
俺は調味料の順番なんて関係ないだろうと思っていたこともあって、通常の「さ・し・す・せ・そ」順の料理と、「そ・せ・す・し・さ」の順に入れた料理と比べてみる実験をしたんだけど、逆の方は最初に入れた味噌の味しかしない間抜けな味になったんだ。
調味料の量は同じなのに、ほんと不思議だったな。
実はこれ、浸透圧が影響してるんだぜ。
浸透圧は簡単に言えば、“調味料の食材へのしみこみやすさ”のことだ。
砂糖は塩分に比べて浸透圧が低いので、食材がしみこみにくいんだよな。 なので、先に砂糖を入れないと、他の調味料によって砂糖の入り込むすき間がなくなってしまうんだ。
なので、この調味料の基本は絶対厳守だぜ。
あと、薄味料理はダシが命だ。
ダシを取らないで調味料の量を減らしても、ただの味の薄い料理にしかならないので気をつけてくれ。
恋も料理も基本が大切
今回紹介した「胃袋を掴む」や、「さしすせそ」なんてのは、どちらも昔からある基礎中の基礎だよな。
何事も基本が大切なので、しっかり身につけて、恋も料理もポジティブに生きようぜ⤴⤴
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