ユカ(20代女性)
飲食業で接客をしていますが、最近お客にまぎれて貧乏神が出入りします。
言いがかりに近いクレームなんかは日常茶飯事。
月に数回はある数十人規模のドタキャンなど、なんでこんなに自分勝手な人ばかり・・・
キツイ言葉はやっぱりツラいですし、店側もクレーム対応や、ドタキャンで無駄になった食材で大きな損害を受けます。
なのに、なんでそんなことが出来るのか分かりません。
ドタキャンした人達は、お店にいくらの損害を出したか意識しないの?
理不尽なクレームを言う人は、自分がそうなったらどう思うの?
あまりにも自分勝手な人ばかりで、ほんとツラいです。。。

テンションアゲヲ
ヘイヘイヘーーイ!ポジティブかい?テンションアゲていこうぜ!!
いるいる、金出しているんだから自分が上だと勘違いしているヤツな。
これはビジネスシーンでも、アルアルなんだよ。
金を出しているから自分たちが上で、横柄な態度を取ったり、無理難題をけしかけてもいいと思っているんだよな。
俺もクライアントから実現不可能な要望を無理強いさせられたことがあったけど、その時は仲間たちに散々な思いをさせてしまったんだ。
その時の損害は思い出すだけでガクブルだぜ。HAHA
俺は学生時代にわりと単価の高いレストランでウエイターのバイトをしていたけど、そこまでおかしな客は少なかった記憶がするな。
モンスタークレーマーなんて言葉はなかったし、時代なのかもしれないな。。。
そんな自分勝手な客に疲れたユカには、この言葉を贈るぜ。
って結局コレなんかいっ!!っとツッコミたい気持ちを抑えて、ちょっと続きを読んでくれ。
これはクーレマーが自分勝手に解釈して、頻繁に使うお手軽フレーズだよな。
俺も飲食店で何度もこの言葉を聞いた記憶があるぜ。
元々この言葉は、三波春夫さんの対談の一言なんだけど、それをレッゴー三匹っていう芸人トリオが流行らせたんだよな。
俺でも世代がずれていたので、実はネタしか知らないんだ。。。HAHA
ただ、このフレーズだけが独り歩きしてしまい、お客様=神様だと思えって考え方が浸透してしまったんだよな。
確かにサービスの対価として、金を払ってくれるお客は神様だと思っても間違いはないけど、客の中には損害を生み出すだけの客がいるのも事実。

実は多くの神様は自分勝手??
大洪水を引き起こし反省して人間殺さないって言った直後にソドムの街を壊滅させたり、機嫌の良し悪しでその年の豊作を決めたり、息子だと知らず首をはね、仕方ないので象の顔を着けたりと、実はどこの国でも自分勝手な神様って多いんだ。
そういえば、ヤマタノオロチを倒したヒーローも、もとはろうぜきばかりで家族を困らせていた神様だったな。
信じる人しか救わないなんて、気分屋もいいとこだし、昔は災いをはらうためにまつっていたんだ。HAHA
まぁ、神様ってくらいなので、人間の俺には理解できないことが自分勝手な行動に見えてしまうのかもしれないけど、それくらい神様も自分勝手ってことだ。

クレーマーには日本国憲法第20条を使って対処
神様も自分勝手なので、人間の客が自分勝手なのは仕方ないことなのかもな。
そんな時は、日本国憲法第20条を使って、「私にも信仰の自由はあります」と言ってやれ。
接客でもビジネスシーンでも、サービスを提供しその対価をもらうってことは、あくまで対等な立場なはずだ。
そのことを勘違いしてる自分勝手な神様は、相手にしないことが一番だけど、どうしても対応しないといけない場合、ユカの気分が下がることは避けないとな。
もしかしたらなにかツラいことがあって、気持ちに余裕がないだけかもしれない、きっと大変なんだな、と慈愛の気持ちで軽く接するのがベストだ。
クレーマーの気持ちをそのまま受け取らないように気をつけてくれよな。
火と火が合わさると炎になるんだ。おっと、なんか上手いこと言っているな。HAHA
そのツラい気持ちを自分の接客力でふっとばしてやる!!ってくらいの心の持ち方で、嫌な気持ちもふっとばしてしまおうぜ!!
人も神様も自分勝手な人は一定数存在するのは仕方ない、なのでどれだけ自分が余裕を持ってその火を消せるかは、相手を慈しむ気持ちにかかっているんだ。
忙しくても相手を尊重し、それでも対等にって気持ちを忘れずに、接客も人生もポジティブに生きようぜ⤴⤴